門前町に必要なものは、なんだろうか。あの1月1日から3ヶ月。能登半島には、いろいろな支援の情報、なかには「うわさ」も、かけめぐっている。実はすでに専門NPOが色々な支援をしていて、現在も行政がどんどん支援を準備していて、これからも「すごい復興プラン」が実施されるようだ。そういった「うわさ」が絶えない一方で、いま、ここには、支援してくれる人手も、資金も、十分ではない。それが、「門前町の現実」になりつつある。
困難な自然災害だから、という理由は、もちろんあるだろう。能登半島の特殊性、という理由も、繰り返し聞いた。しかしなによりも、もう3ヶ月なのだ。門前町の3ヶ月間の現実が、このまま続いていい、ということは、絶対にない。門前に必要なのは、これ以上の専門家でも、押し付けられた支援でもない。
今、求められているのは、今の「門前町の現実」を、今、変えるための「社会全体の支え合い」なのだと思う。その共同性のあらわれこそが、「ボランティア」なのだ。門前で今、何が起こっていて、それはどうしてなのか。これから何が起こりそうで、それにはどういう意味があるのか。一緒に調べ、考えていきたい。
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