ボランティアに限らず、輪島・門前町で支援している人々の総数は、13年前と比べてあまりに少なすぎるというのは、厳然たる事実でしょう。(更新が遅くなりましたが、4月を目前にしても変わりません…(注1)。ということで備忘録的な更新も続けます。)
その原因は、いずれ解明されるでしょうし、防災という観点でも、震災伝承という観点でも、されなければならないと思います。
私たちが3月4日から門前町に滞在している理由の一つが、「学生ボラをどのように増やせばいいのか」そのコーディネーションの実証実験のためでした。羽咋・七尾を起点にはじめてボラをする方に門前入りしてもらい、どのようにレクし、何を準備し、どう行動してもらえばいいのか、について具体的に蓄積していくのがその目的で、9日はその実験日となりました。活動車3台、7人ぐらいの体制となると、できることも広がります。ひとつの活動に全力をあげてもいいし、分散して複数のニーズに応える場合も、それなりの人数を残せるので、有効な活動ができます。
ということでお昼は、はじめて独自企画として、門前公民館で足湯とお茶会を実施する、午後は杉野さん山本さんの黒島復興応援隊が人手を探していたのでそこを支援する、という予定を組みました。
足湯&お茶会は、私たちが単独で開催した企画になりましたし、成果が多く、特に仮設団地がはじまってからのサロン活動に対する貴重な観点を得ることができましたが、黒島の作業量が多く、逐次的に増援をお願いすることになりました。それが可能ということと、予定していなかったというのは、コーディネーションの面では反省点ですね。
また、結局人手が足りなくなり、ちょうど門前にいらした板谷先生たちに片付けのヘルプをお願いしてしまいました。被災地支援あるある、でしょうが、本当にありがとうございました。どんどん支援を回す時はこんな感じなんですよね…。
人がいる良さとそれに甘えるまずさ、両方を学んだ貴重な1日でした。ご参加くださった皆様に、あらためてお礼申し上げます。
活動報告 3月9日(土)
6:30 ハクイボラハウス出発
6:40 羽咋駅前にて全員合流。3号車、7名体制。
8:30 禅の里交流館到着 館内掃除
11:00 門前公民館にて足湯・お茶会の準備。門前にあわせて和風テイストを強めに工夫。
13:00 2号車・黒島復興応援隊の応援。瓦片付け。ラガーマン期待値上がりすぎ。
14:00 1号車・黒島に増援。ブロック塀片付け。3号車、公民館にて足湯継続。
16:00 3号車、足湯片付け。Itatani隊に応援を依頼。
18:00 2号車帰還。1号車2名、3号車2名宿泊。
注1)本記事は「門前復興研究」を発刊しているLearning Crisis研究会代表のFacebook記事を引用したものです。Facebook上では、本記事は2024年3月28日に投稿されています。
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