雪割草まつり「門前町子ども縁日クイズラリー」

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2024年3月24日(日)雪割草まつり「子ども縁日クイズラリー」

 2024年3月24日(日)、門前町・門前東小学校の体育館で開催された「雪割草まつり」に、Learning Crisis研究会もクイズラリー出展団体として参加させていただきました。このページでは、雪割草まつりの「子ども縁日クイズラリー」で出題した問題の一部と、その答えを掲載しています。

 雪割草まつり当日は、大変ありがたいことにたくさんのお子さん(100人以上!)にクイズラリーにお越しいただき、遊んでいただきました。当日ゆっくり解説ができなかったので、問題の解説もこの場をお借りしてさせていただいております。

第1問 うさぎからの問題

問題:雪割草の「花」に見える部分はなんでしょう?

  1. がく
  2. おしべ
  3. 葉っぱ

正解:1. がく…と当日お伝えしましたが、正解は1と2の両方です。大変失礼いたしました。

解説:我々は雪割草の多様性を誤って認識しておりました。大変申し訳ございません。

雪割草のすごいところ・面白いところの1つは、花(花弁)に見えるところが、元々は別の部位だったところです。

例えば、元々「がく」だったけれど、それが花弁化したというものもあれば、なんとおしべ・めしべが花弁化するものもあるのだとか。ちなみに、おしべ・めしべが全て花弁化すると「千重咲き」、一部のみが花弁化すると「二段咲き」「日輪咲き」など、呼び方も変わります。ということで、正解は1. の「がく」と2. の「おしべ」でした。選択肢にないだけで、「めしべ」も正解ですね。大変失礼いたしました。

第2問 いぬからの問題

問題:「輪島塗」を広めたのは誰でしょう?

  1. 金沢の商人
  2. 門前のお坊さん
  3. 輪島の職人自身

正解:2. 門前のお坊さん

解説:次の問題は、「輪島塗」の問題でした。

現在の門前町は、2006年に隣接する輪島市と合併することになり「輪島市門前町」となっています。この輪島にある伝統工芸が、「輪島塗」です。門前町と輪島の中心街は物理的にだいぶ距離がありますが、しかし、実はこの輪島塗、門前町とも関係が深いと言われています。なぜなら、門前町にある大本山・總持寺祖院では、輪島塗の漆器を使って食事が供されていたからです。

總持寺では、住職を全国各地の末寺のお坊さんたちが交代で務める「輪住制」をとっていました(珍しい!)。そのため、總持寺には全国各地から曹洞宗のお坊さんが集まっていたそうです。1人のお坊さんに対して、弟子や檀家、世話人など、100名ほどの人たちが一緒に旅をしていたとか(!)。總持寺周辺は、かなり賑わっていたよう。輪島塗が全国に広まったのは、大本山・總持寺祖院の輪番住職を終えたお坊さんが、各地に帰る時にその輪島塗の漆器を持ち帰ったからだと言われています。

…以上、2問だけですが、クイズを楽しんでいただけたら幸いです!

門前思い出サロン」も、ぜひどうぞよろしくお願いいたします!

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