続・輪島・門前町報告(n)7月12日

門前日記

続・輪島・門前町報告(n)7月12日 

「土地に合った祭り、祭りに合った土地」

連日の夏祭りで、毎週の門前入りであります。実は学期末で授業を締めたり最終課題を採点したりと(珍しく)多忙な時期に、宿題も山ほど積み残して祭りのシーズンに入ってしまったので、体調も含め正直、最悪なのですが汗、それでも昨年と比べれば、瓦投げも泥かきもしなくてよく、祭りの再開に立ち会えているわけですから、天国そのものと言えます。能登の祭りに導かれるがごとく、なんとか頑張りたいと思います。

ということで、デジタル相談会も導かれるように連続開催。明日(今日?)、19日は門前町マルシェが日曜開催なのにあわせ、土曜午前開催です。今回は采配を間違えて学生さんが4人もいますので、何ケースでも対応できます(祭りだから暇というのも見越している)。ぜひご来場のほどを!

話は変わりまして、12日の七尾祇園祭について。というのも、一番、説明しやすいから。本家八坂の痕跡がないほど笑、キリコが乱れ舞う七尾の名祭ですが、大都市(門前基準、汗)七尾にしては、小ぶりに見えたりはしませんか?特に宇出津を担いだ身としては笑。

ところがどっこい、いざ、七尾の街中を進むと、これが見事に映えるわけです。左右も道幅ツンツンの中で、揺れ唸るように進む様は、見事そのもの。

みなさん、キリコの大きさは何を基準に決まっているかご存知でしょうか?もちろん大小あるなかで個別事情や歴史的経緯はあるのですが、大抵は最大のものが、「その街で一番映えるツンツン」で、できています。上下に跳ね左右に唸ることを考慮したツンツン。軒先にぶつかる〜。でも回避、ぐらいが良い。二階建が密集した大都市七尾にはこのくらいの大きさが、1番、映えるのですね。

キリコだけではありません。青柏祭のデカやまが、前後左右に大きく揺れながら進む様の凄さは、七尾で実物を見たことある人は完全同意、見たことない人は?だと思いますが、これもガチでツンツン、です。それが無茶苦茶カッコいい。七尾の街で見て初めて、そのツンツンさが、カッコ良さが、わかるのです。

我が門前、黒島の曳山も、そうです。北も南も、天領黒島の歴史街道に、ツンツンの大きさ。これが巧みに(時々引っかかりそうになりながら汗)引かれるのが、そのようにカジ取りする若衆が、何よりもカッコいいわけです。

これを金沢や大阪に持っていくのもPRとしてはいいのでしょうが、その凄さ、本質は、わからないでしょう。

考えてみると、あたりまえです。奉燈も曳山も、神輿だって、「その街・集落」に合い、映えるように、できているのです。どんなに大きくても小さくても、その街道、家並み、山と川に合うツンツンで、できている。その街に合うように祭りがある。そもそも、祭りは、その街のためにある。

祭りをその土地から切り離してはならない。それは祭りの本質でもあり、自らの街・コミュニティの本質でもあります。能登の祭りが今もなお美しいのは、その地のために祭ることが、今もなお、続けられようとしているからでしょう。

そして、駒大LC研が祭りを支えまくろうとする、理由でもあります。

…うまくできてませんが涙。てか、もう寝ないと。おやすみなさい。今日はキリコの夢か、キダテの山の夢か…。

活動報告 2025年7月12日(土)

13時 変な時間に西国分寺集合。というのも11日の授業を絶対やらないといけなかったのと、今回は独自企画は13日のデジタル相談会(with子ども食堂で)だけだったから。編成もエプロンandほっかむり仕様。自分以外だが。

15時 みんな寝てるので上越はパス(笑)

18時 高岡の8番で早い晩飯。なんか薄くない?汗。

20時 ツンツンの時間に湊町に到着。道の駅に止める。キリコもツンツン。道中は見事のひとこと。

22時 高岡の2種類の温泉へ。時間的にここしかない。

23時 第二小隊と合流。門前へ。

26時 キリコも曳山も、自分がやったことがあるものは夢に見るようになる。全身カチカチになるが、明日があるから無理にでも寝る。明日の日程もツンツンだ。おやすみなさい。

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