続・輪島・門前町報告(n) 7月18日
門前区は夏祭り中。ありがたいことに参列させていただきました。仮殿から出発した櫛比太鼓と共にお宮に入り、走出の獅子さんと共に参列、太鼓はその後、町内を回っていきます。待ちかねた皆さんの歓迎(と花、笑)と共に。
櫛比太鼓は、門前の女子がはじめたとお伺いしました。走出は男子が獅子、女子が子ども神輿。門前は男子が子ども神輿なので、女子の役割として太鼓がはじまったとのこと。それが歴史を経て男女混ざり合って、門前の夏祭りの中核として街を彩ります。櫛比太鼓あっての夏祭り。「意地でもやる!」ともお伺いしましたが汗、必ず伝承されると思います。歴史を引き受ける子どもたちの笑顔は、何よりも尊いものだと、本当に感じました。
祭りというと、古来の伝統の姿とか、昔ながらの歴史を守る、などと言われがちですが、能登の祭りはメジャーなものを含めその多くが、長くて数十年、短くて数年で、意外なほど骨格が変わるくらい姿を変えたりしているものです。私はそれくらい柔軟でいいと思います。大事なのは外形を残すことではありません。この地域のためにみんなで思い、力を合わせる、という中身、祭りの本質の方だと思うからです。
発災後、能登の祭りはまさに七転八倒、四苦八苦しながら再開しようとしているものも少なくありません。その結果、さまざまに形を変えたり、縮小せざるを得ないものもあります。それでもいい、というか、それこそが大事なのでは、とも思います。自分の地域を思いチカラを合わせること。その祭りの本質の結晶だからです。それは変質ではなく創意工夫。櫛比太鼓のように。
私たちが、祭りの歴史に注目して、資料を集め提供するのは、祭りの柔軟な形・歴史と、それが変わらず伝えてきた本質を、浮かびあがらせ共有したいから。ということで、今月の門前マルシェは、門前区の夏祭りと大本山總持寺祖院の追悼会にあわせた、ミニ上映会も開催いたします。みなさまぜひ、いらしてください。
2025年7月18日(金)
・朝2時に出ようとして衝撃の事実。動画が…。これはヤバいと対応に走ると、もう5時。観音大祭には間に合わないか。
・そのため羽咋入り。またもや掘り出し物フィルムが。今度は本郷!二又川と内保!!
・フィルム掘り出していて、櫛比太鼓の仮殿参拝に遅刻。祭りに遅刻するとは、なっとらん…。
・みんなで参拝。優しい神事。
・走出の獅子の皆さんの記念撮影。
・櫛比太鼓は町内へ。「こんなに門前に子どもいたか?」。いるのです、ってか、集まるのです。それが祭りの効果のひとつなのです。
・ついていきたいが授業があるし仮眠しないと死ぬ。仮殿で挨拶して失礼。
・東洋大の前期最終講義は、總持寺前からLive zoomでお伝えしております…。
・1時間でも仮眠を。
・新高岡でボラさんと合流。明日には連隊規模。大変だ頑張らないと。





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