続・輪島・門前町報告(12)10月13日

門前日記

願!緊急拡散! 

「できるだけ早くご遺影や思い出の記念写真などを回収し清潔に保管できれば消毒してください」

※ 泥出し中に遺影がそのままになっているお宅がありますので、ぜひボラの皆さん確認を!

続・輪島・門前町報告 10月13日

『床板を外す前に、ご遺影を外しましょう!』

浸水された家屋で、ご遺影や記念写真がそのままになっていることはありませんか?その場合は傷む可能性があるので、すぐに回収・できれば消毒を!という話です。意外と盲点のようで、ぜひ広く知っていただきたいので、できれば拡散をお願いいたします。

12日土曜、13日日曜と、門前町の「深見クリーン大作戦」の末席を汚しておりました。

先週は泥出しでしたが、今週は、思い出支援たる駒大らしい現場をいただくことができ、仏壇(and押し入れ)の清掃、ご遺影・仏具の洗浄・消毒などを、2班に分かれての作業でした。

その際に気がついたのですが、浸水したり床板を外し泥かきをしている中で、ご遺影がそのまま飾られているお宅がまだあるようです。試しにお預かりして確認してみると、額縁はシケって傷み、ガラスの内側には黒カビが繁殖しつつあって、慌てて洗浄・消毒することになりました(乾燥まで含めると半日仕事です)。

泥かきはまず床や壁に目がいくので、天井のほうは盲点になりがちなのかもしれません。でも、ご家族にとってはご遺影や記念写真もお屋敷と同じくらい大事なのではと思います。能登の方は奥ゆかしいので、そこまではいいわ、とおっしゃるかもしれませんが、今後必ず必要になる思い出の品です。仮設は狭いので、ご位牌だけもって遺影はそのままというお宅も多いかもしれませんが、浸水家屋に放置したままだと特にカビたり場合によってはお写真が失われてしまう可能性がありそうです。

家屋が浸水していても、水を被っていないご遺影や記念写真は、回収し適切に管理すれば傷みません。しかし、そのまま放置すると激しく傷む可能性があります(もちろん環境と場合によります)。

・床上浸水で床板を外したお宅で飾ったままだと、湿気や埃が舞って一気にご遺影が傷む可能性があります。回収をお願いいたします。

・天井から外す時に、床板がないと大変です。また床板を外すと一気に湿気と埃が写真を襲うので、急速に傷む可能性があります。床板を外す前に回収してください。

・床下浸水で家人が暮らしていらっしゃる場合は、あわてて外す必要はありません。

・写真が水没していなければ、洗浄する必要はありません(写真洗浄支援とは違います)下手に洗うと逆に傷むことも。場合にもよりますが消毒だけでもいいです。

・写真の消毒はややコツがいりますので、いずれ記事にしたいです(時間が欲しい…)が、まずは自分らにご相談ください。技術を教えた学生ボラを定期的に入れます。

・額縁も傷みます。これは新しい清潔なものに入れ替えた方がいいかもです。

・乾燥は大事ですが、写真は直射日光にあてないでください。額も日光にあてると歪む可能性があります。消毒のためにはいいのですけどね…。

・ご遺影、仏壇や仏具の洗浄・消毒でお悩みの際は、業者さんにご相談いただくといいのですが、対応している業者も少ないと思うので、必要なら個別に駒大・柴田までご相談ください。週末はだいたい門前町あたりにいますので、行けたらお伺いいたします。

これ以上、失われるべきでないものが、失われることがないように。

床板を外す前に、ご遺影の回収を。

活動報告 2024年10月13日(土)

6時 起床・拠点の掃除。

9時 深見へ。2班に分かれて仏壇、仏具、写真など洗浄・消毒。

12時 今日の炊き出しは豚汁。梅干しがうまい!

13時 今日も手仕事屋さんのお蕎麦。お昼は大事なので2回食べます。

13時半 打ち合わせしつつ、獅子舞のビデオをお借りする。こういう文化資料の情報化保存化こそが大事で本務なのです。

14時 第一小隊は七浦へ。第二小隊はそのまま深見クリーン大作戦。

15時 空気清浄機の運搬から、コンクリートたたき清掃を経て、人生で最低かつ最高の泥出しへ。

16時 あの泥を出し切った学生と、はじめて自分を、褒めてあげたい。しかし、これほど尊敬に値する人にこんな表情をさせる水害と、社会に、はじめて怒りをおぼえた。

17時 あわてて得物を洗浄して新高岡へ。お風呂入れなくてごめん!

20時 学生ボラの解散。ひとりぼっちになりました。

21時 温泉に着いたが気持ち悪くて湯船に入れず横になる。身体も精神も怒りがとまらない…。

24時 ほうほうの程で羽咋拠点へ。

(写真はプライバシーなのでアップしてません汗)

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